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【アウトライン×チックタック】限定コラボ第4弾。1950年代の青赤ベゼルに象徴されるベークライト仕様風GMTウオッチが何と驚きの9万円台を実現!
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- 時計ブランド「アウトライン(OUTLINE)」は、「POWER Watch」「LowBEAT」などの時計専門誌の総編集長であり、Yahooニュースに毎週日曜連載中の「ロレックス通信」の執筆者としても知られる菊地吉正が、数多くの時計に長年接してきた経験を生かし、1940〜60年代の雰囲気を大切にしながらファッショナブルで比較的に手頃な価格で楽しめる、そんな時計を提供したいと自らが立ち上げたブランドです。今回お届けする最新作は、大好評を博している人気セレクトショップ“チックタック”とのコラボレーション企画。その第4弾“GMT-1950”です、提供数は限られますが20〜10%OFFの特別価格にて先行予約の受け付けを開始します。
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時針単独可動式のGMTで9万円台は日本初(11月現在)! それをさらに20〜10%OFFの特別価格で先行予約を開始!
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- みなさん、こんにちは! シーズ・ファクトリーの菊地でございます。今回ご案内させていただくのは、これまでも第1弾から3弾までのすべてのプロジェクトで大好評をいただいている “アウトライン”と人気セレクトショップ“チックタック(TiCTAC)”とのコラボレーション企画、待望の第4弾でございます。今回はアウトライン初の本格的なGMT機能を搭載した日本製機械式モデル“アウトライン GMT-1950”です。
- 1950年代に誕生したGMTウオッチとして、いまや代名詞的な存在の傑作モデル、その象徴ともいえる昼夜を色分けした青赤ツートンベゼルをモチーフにしつつ、程よいアンティークな味わいになるよう細部に徹底してこだわりました。
- そして、最も苦労した点はベゼルの青と赤の色味です。経年変化で過度に退色した色合いにならず、かといって鮮やかになりすぎない。いい感じでレトロ調に変色した色味を出すために何度もやり直すことで、時計愛好家の方にも納得していただけるような絶妙な色合いを再現できたと思っております。
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- それと今回の新作にはもうひとつ重要なポイントがあります。それはツートンベゼル上部を透明なプラスチックで覆っている点です。かつて最初に作られた50年代のGMTウオッチのベゼルはベークライトという透明な合成樹脂で覆われていました。
- しかしながら、この仕様は初期の短期間しか製造されなかったため、当時のオリジナルは極めで現存数が少なくアンティークウオッチの世界でもいまやとても希少な存在です。つまり、この雰囲気を現代でも楽しんでもらおうと再現してみました。実は、プラスチックで覆うことによって通常のアルミインサートだけのベゼルタイプでは出せない深い独特な色合いになったことも大きな魅力と言えます。
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- 今回採用したGMT機能付き自動巻きムーヴメントは、シチズン ミヨタ製プレミアムタイプ(9000番台)の新型機、Cal.9075です。この機械ですが日本製汎用ムーヴメントとしてはロレックスのGMTマスター II と同じ方式を採用した初の機械になります。そのため、このタイプの機械を採用した腕時計は、日本ではまだアウトラインのほかにほんの数社しかありません(11月現在)。
しかも、今回はより多くのユーザーに楽しんでもらおうと定価を税込9万9000円と10万円を切る価格に設定させていただきました。少なくとも現段階において日本では時針単独可動タイプ(後半で解説)のGMTウオッチで税込9万円台は初めてだと思います。これらも特筆すべき点です。 -
- 時計のバリエーションは文字盤が黒と白の2種類を用意。白文字盤タイプは1950年代に作られた初期のGMTマスターにも存在していて、パンアメリカン航空のグランドスタッフに供給されたと言われています。加えて同じく50年代のものを復刻したアウトラインオリジナルのリベットブレスがセットされており、ベゼルの独特な色合いと相まってレトロ感もぐっと際立った魅力的な作りとなっています。
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ご存じですか? GMTウオッチには“時針単独可動型”と“GMT針単独可動型”の2種類あることを!
- かつてGMT機能を搭載する腕時計というとクォーツが主流で、機械式となるとそのほとんどは高額なスイス製となり、国産はセイコー製ぐらいしかありませんでした。理由はシチズン ミヨタにしてもセイコーにしても、日本メーカーの外販用自動巻きムーヴメントにGMT機能を装備した機械が無かったからです。それが昨年夏頃にセイコーがCal.NH34、そしてミヨタも今回アウトラインGMT-1950で採用したCal.9075というGMT機能搭載機の新型を発表、外販を開始しました。つまり昨年夏以降からようやく手軽にGMTウオッチの製品化できる環境が整ったというわけです。
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- ただ、外販用のこれら二つの機械ですが同じGMT機能を搭載しているものの厳密には異なります。それはローカルタイム(渡航先の時刻)の設定方法による違いです。ミヨタのCal.9075は “時針単独可動型(フライヤー型)”で、セイコーのCal.NH34は“GMT針単独可動型(コーラー型)”になります。
- “時針単独可動型”とは、時針だけが動かせる機能を備えているため、例えば日本から海外へ出張した際、時分針にその渡航先の時刻を簡単に設定できるという点が魅力です。つまり海外旅行に適したGMTということで“トラベルGMT”とも呼ばれたりします。なおホームタイム(日本時間)はGMT針で確認できます。ちなみにロレックスの現在のGMTマスター II はまさにこのタイプです。
- 一方の“GMT針単独可動型”は、GMT針だけを操作するタイプです。時分針はホームタイム(日本時間)のままでGMT針だけを24時間ベゼル上の海外の時刻に合わせます。設定が簡単なため日本にいて海外とのやり取りの際など、メインは日本時間で時々海外の現在時刻を確認したいという場合にとても便利です。こういった点から“オフィスGMT”とも呼ばれます。
- このように使い勝手が違うためGMTウオッチを実用として頻繁に使うのであれば、この2点を覚えておくといいでしょう。繰り返しになりますが、アウトライン GMT 1950は前者の“時針単独可動型(トラベルGMT)”となります。
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一般発売は12月16日(土)を予定していますが、初回生産分については“チックタック”で12月1日(金)から全店とECサイトで先行予約を開始、販売は9日(土)からとなります。早めに実機を見て購入したい方は、ぜひ店舗にお立ち寄りください。
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【“GMT-1950”七つのこだわり! 】
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1) 初期のベークライトベゼルを再現
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- ロレックスで有名なGMTマスターのファーストモデルで、しかも最初期タイプのベゼルはベークライトという透明な合成樹脂で覆われていました。ただ、耐久性などに問題とがあって程なくして通常のアルミ製インサートに変更されたため、極めで現存数が少なくとても希少な存在となっています。つまり、このベークライト仕様を再現したというわけです。そして、プラスチックで覆うことでアルミベゼルにはない独特な色合いが再現できたのも大きな魅力と言えます。
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※プラスチックは強くぶつけたり、硬いところに落としたりした場合にひび割れが生じることがあります。あらかじめご了承ください。
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2) ドーム型プラ風防とオリジナルに近い薄いケース
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- アンティークウオッチに見られるドーム状にふっくらしたプラスチック風防を採用。ドーム形も高さ2mmとして当時のような雰囲気になるよう、その形にはかなりこだわりました。また、当時のオリジナルに近いケースサイズにもこだわって作りました。ケース径は37mm。裏ブタからベゼルまでのケース厚は10.95mm、ドーム形風防を含んでも13mmと着けやすく程よい大きさになっています。
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3) ポインテッドクラウンガード(PCG)を再現
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- リューズを保護するためにその両サイドに設けられたリューズガードは、通常であれば台形が一般的ですが、今回はアンティークのGMTマスターのレアポイントとしても愛好家によく知られる“ポインテッドクラウンガード(PCG)”。つまり1960年代にみられた先端が尖った形状を採用しています。
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4) 製造番号を大きく刻印しビッグナンバーを表現
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- 裏ブタ中央には製造番号が大きく刻印されます。これはアンティークロレックス 愛好家の間で言われるところの“ビッグナンバー”。つまりプロ向けダイバーズウオッチ“コメックス”モデルに採用されていたものを表現した仕様です。また、番号下にあるMマークの刻印はチックタックのオリジナルブランド「ムーヴメント・イン・モーション」の頭文字をとったもの。アウトラインとチックタックのコラボ企画という証です。
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5) 携帯用としても使える時計収納ケース
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- 時計の箱といえば、時計を収納するだけのものが一般的で、それだと時計を取り出した後は無用の長物となることも多々あります。だとすれば収納するだけでなく、せっかくならケース単体でも常に活用できるものにすればいいじゃないかということで、持ち歩くときにも便利なメガネケースタイプの時計収納ケースを採用しました。
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6) さりげなく主張するツートンベゼルと程よいサイズ感
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- 私が実際に着けるとこんな感じです。青赤ツートンベゼルも深い色合いかつクラシカルな雰囲気のため、ビジネスシーンであってもファッションの差し色として十分に楽しめます。ケースサイズも37mm径に厚さも約10.95mmと細身の日本人の手首にもすんなり納まる程よいサイズ感のため着け心地もバツグンです。(※私は極端に手首が細いため写真では時計が大きく感じてしまいますが、一般的な体型の方であれば手首の幅に程よく納まります)
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7) 日本のプロの時計師が一本一本丁寧に組み上げています
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- 雰囲気が良くても時間を知る道具としての信頼性がなければ意味がありません。クォーツ式と違いデリケートな機械式の場合はなおさらです。そこで、針の取り付けからムーヴメントの組み込み、そして防水性、チリやホコリの混入などのすべての品質管理は、流れ作業ではなく、プロの時計師が一本一本丁寧に組み上げて完成させています。これもアウトラインの製品作りに対する大切なこだわりのひとつです。
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【アウトライン GMT-1950】
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- ・型番:(左)Ref.20234-1PPBK、(右)Ref.20234-2PPWH
・素材:(ケース)316Lステンレススチール(ネジ込み式リューズ)、(ブレス)304ステンレススチール、(ドーム形風防ガラス)アクリル樹脂
・サイズ:ケース径37.0mm、ケース厚10.95mm(ドーム風防含む13.0mm)
・防水性:5気圧防水(日常生活防水)
・駆動方式:自動巻き(日本のMIYOTA製Cal.9075/24石/毎時2万8800振動(日差-10秒+30秒)/最大巻き上げ時42時間パワーリザーブ/秒針停止機能付き)
・機能:時針単独可動式GMT機能、24時間表示双方向回転ベゼル
・初回生産本数:各200本
・希望小売価格:99,000円(組み立て:日本)
・保証期間:1年間 -
GMT-1950にセットされる「アウトライン・リベットブレス」はここがスゴイ!
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1) 自分でコマ詰めができてしまう!
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- 当時のリベットブレスはコマ詰めの際にコマの内側を中央からめくり上げて外し、折り曲げたものを再び元に戻す必要があったため到底自分でできるものではありませんでした。その点今回は、最近のブレスレットにも採用されていますが、リベットの一部をネジ留めにしているため、精密ドライバーさえあれば自分でもコマ詰めができるのが最大の特徴です。
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<コマ詰めの操作法>
- 両ネジタイプのため、ネジを外す際には両方のネジが回ってしまいます。そのためドライバーを2本用意してください。なお一人で行うには多少慣れが必要です。したがって、片方を別の人に回らないよう抑えてもらうことをおすすめします。
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<精密ドライバーについて>
- 精密ドライバーはマイナスの溝にフィットするサイズのドライバーを必ずお使いください。刃先の寸法の目安は幅=1.5〜1.6mm、厚み=0.3mm(0.4mmだと入らないものもありますのでご注意ください)。
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2)若干伸び縮みするエクステンション仕様
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- 当時でも初期のリベットブレスには若干伸び縮みできるエクステンションタイプとノンエクステンションの2種類が存在しましたが、今回はエクステンションタイプにしました。上の写真が通常状態で下が伸ばした状態です。